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ツキノワの会

Our Projects. 

ツキノワの会は「人と野生動物との共存」を目指しています。しかし、野生生物による農林業被害は日本では、日常的に取りざたされています。また、昨今、天然林・高山植物の食害がマスコミに取り上げられるようになってきました。日本の野生生物は本当に害獣なんでしょうか?

 

答えは「否」です。戦後日本の復興に伴い、木材需要が急激に増大し、天然林(奥山の国有林も)を伐採し高標高地までも人工林に変えてきました。また燃料革命によって、石油を使用するようになり、低山・里山は薪炭林・堆肥の供給場所としての価値を失い、近年急激に開発されています。そのことによって、当然の結果として、野生生物の棲処を奪うことになりました。人間との軋轢が拡大するのは予測されたことです。また、山・森林が本来の機能を失い、毎年のように渇水が騒がれ、土砂の流出を招いています。

 

ツキノワの会では、広葉樹を植林することによって山に入ってもらい、できるだけ多くの人に、このような問題を知ってもらうと同時に、山・森林を再生することによって、野生生物の棲処を確保し、山・森林の本来の機能を取り戻させようと考えています。

Project 1. 足尾野生動物観察会

私たちの足尾野生動物観察会の目的は、野生動物の姿を実際に目の当たりにすることで、野生動物のすばらしさを肌で感じることにあります。

 

私たちは、都市化の進んだ社会の中で自然のすばらしさ、自然からの恩恵を忘れかけているような気がします。

 

この観察会で感じたこと、考えたこと、感動したこと、そんなそれぞれの思いを大切にし、これからの「人と自然との調和、共存」という問題についても皆で考えていきたいと思います。

Project 2. 秩父浦山自然観察会

ツキノワの会では、広葉樹を植林することによって山に入ってもらい、できるだけ多くの人に、このような問題を知ってもらうと同時に、山・森林を再生することによって、野生生物の棲処を確保し、山・森林の本来の機能を取り戻させようと考えています。

 

秩父地方に広葉樹を植林し、日本国内で同じ考えを持つ人たちの導火線になってくれればと考えています。

Project 3.「ツキノワ荘」の活用

すぐ下を清流、浦山川が流れ、自然の中で不便な生活を体験できるところです。築100年以上の、廃屋になっていた民家を改修して生活できるようにしたものです。

 

囲炉裏と薪のお風呂があり、ご飯も薪で炊けます。もちろん沢から引いた水は美味です。春はタケノコの旬が味わえます。

 

春はカタクリの花が咲き、秋にはオスジカのラブコールも近くで聞こえます。

 

地元の人はツキノワグマに出会った人もいます。

こちらから過去の活動の内容をご覧いただけます

(連絡誌バックナンバー)

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